- 耐腐食性に優れたFRP製シロッコファンの特徴と用途が分かる
- 設置や運用時のポイント、メンテナンス方法について理解できる
- 購入前に知っておきたい注意点やFAQで疑問を解消できる
FRP製シロッコファンとは?基本構造と特徴を理解しよう
FRP製シロッコファンは、耐腐食性に優れた素材であるFRP(繊維強化プラスチック)を用いた送風機の一種です。特に腐食性ガスを含む空気の給排気に適しており、工場や化学プラント、排気設備などで多く使われています。素材の特性としては、金属製ファンに比べて錆びにくく、軽量であることが大きなメリットです。
このタイプのファンは片吸込片持形ベルト駆動式で、動力は7.5kWのモーターによって駆動されます。回転数や風量はベルトの張り具合やプーリーのサイズで調整が可能で、運用に柔軟性があります。さらに、ファンの回転方向は右回転(時計方向)で、吐出方向は下部水平方向に設定されています。
サイズは#6で、一般的な産業用シロッコファンとしては中型に分類されます。極数は4P(4極)であるため、回転数は比較的低めで安定した風量を維持しやすい設計です。流体温度は0〜60℃まで対応可能で、腐食性ガスを含む空気の排気に適しています。
このような特徴から、FRP製シロッコファンは耐腐食性と耐久性を両立しつつ、安定した風量を供給できる送風機として評価されています。金属製ファンでは対応が難しい環境でも安心して使用できる点が魅力です。
また、設置は床置型で、設置場所のスペースを有効活用しやすい形状となっています。ベルト駆動式のため、モーターとファンの位置関係に柔軟性があり、設置環境に合わせて調整が可能です。
この基本構造と特徴を理解することで、どのような現場に適しているか、またどのような点に注意して選ぶべきかが見えてきます。
耐腐食性の秘密:FRP素材のメリットと活用シーン
FRP(繊維強化プラスチック)は、ガラス繊維などの強化繊維をプラスチックに混ぜて強度を高めた素材です。これにより、金属にはない優れた耐腐食性と軽量性を実現しています。特に腐食性ガスを扱う環境では、金属製のファンは錆びや劣化が早く、メンテナンスコストが高くなりがちです。
一方でFRP製のシロッコファンは、酸やアルカリなどの腐食性ガスに対して強い耐性を持っているため、長期間安定して稼働させることができます。これにより、工場や化学プラント、排気ダクトなどの過酷な環境でも安心して使えるわけです。
さらに、FRPは軽量であるため、設置やメンテナンス時の作業負担が軽減されるという利点もあります。重い金属製ファンと比べて取り扱いが楽で、設置工事のコストや時間も抑えられます。
具体的な活用シーンとしては、以下のような場所が挙げられます。
- 化学薬品工場の排気設備
- 食品加工工場の換気システム
- 廃棄物処理施設の腐食性ガス排気
- 水処理プラントの空気循環
これらの現場では、腐食性の強いガスや湿気が多い環境下での長期運用が求められます。FRP製ファンはそうした過酷な条件に耐えうるため、メンテナンス頻度を減らしつつ安定した性能を発揮します。
ただし、FRP素材は衝撃に弱い面もあるため、設置時や運用中の取り扱いには注意が必要です。強い衝撃や過度の負荷がかかると、素材の破損や劣化を招く恐れがあります。
このように、FRP製シロッコファンは耐腐食性に優れた素材の特性を活かし、過酷な環境でも長く使える送風機として選ばれています。
設置方法と設置時のポイントを詳しく解説
このタイプのシロッコファンは床置型設置が基本です。床にしっかりと固定することで振動を抑え、安定した運転を実現します。設置場所は風の流れやメンテナンスのしやすさを考慮して選ぶことが大切です。
設置時のポイントとしては、以下の点が挙げられます。
- 振動対策:振動を吸収する防振ゴムやマウントを使用し、床や周囲設備への影響を最小限に抑えましょう。
- ベルトの張り具合調整:ベルト駆動式のため、ベルトの張りが緩すぎると滑りやすく、風量が落ちる原因になります。逆に張りすぎるとベアリングに負担がかかるため、適切な張り具合を保つことが重要です。
- メンテナンススペースの確保:ファンやモーターの点検、ベルト交換がスムーズにできるように、周囲に十分なスペースを確保しましょう。
- 排気ダクトとの接続:吐出方向が下部水平方向のため、ダクトの接続方向や取り回しを事前に確認しておくと設置がスムーズです。
また、設置前には現場の環境条件をしっかりと把握し、腐食性ガスの種類や温度、湿度などを確認しておくことも重要です。これにより、最適な仕様のファンを選定し、長期的に安定した運転が可能になります。
設置作業は専門の技術者が行うことが望ましく、安全面や機械の性能を最大限に引き出すためにも、メーカーの指示に従って正確に施工しましょう。
設置後は、初期点検でベルトの張りや振動の有無を確認し、問題があれば速やかに調整を行うことが長持ちの秘訣です。
このように、設置方法とポイントを押さえることで、ファンの性能を最大限に活かし、安全で安定した運用が可能になります。
運用時のメンテナンスと長持ちさせるコツ
シロッコファンは長期間安定して使うために、定期的なメンテナンスが欠かせません。特にベルト駆動式の場合は、ベルトの状態やプーリーの摩耗チェックが重要です。ベルトが劣化すると滑りやすくなり、風量の低下やモーターへの負担増加につながります。
メンテナンスの基本的なポイントは以下の通りです。
- ベルトの点検と交換:定期的にベルトの亀裂や摩耗を確認し、劣化が見られたら早めに交換しましょう。
- 軸受け(ベアリング)のグリスアップ:回転部分の軸受けには定期的な潤滑が必要です。潤滑不足は摩耗や異音の原因になるため、メーカー推奨の頻度でグリスアップを行いましょう。
- ファン羽根の清掃:羽根に付着したほこりや油脂は風量低下を招くため、定期的に清掃しておくと良いです。
- 振動・異音の監視:運転中に異常な振動や音があれば、早急に点検を行い原因を特定してください。
また、腐食性ガスを扱う環境では、ファン本体や周辺機器の腐食状況も定期的に確認し、劣化が進んでいる場合は早めの対策が必要です。FRP製とはいえ、長期間の使用で劣化することもありますので、油断は禁物です。
さらに、運用開始後の初期点検や定期点検の記録をしっかり残すことで、トラブルの予兆を早期に発見しやすくなります。点検記録はメンテナンス計画の見直しにも役立つため、積極的に活用しましょう。
これらのメンテナンスを怠らずに行うことで、ファンの寿命を延ばし、安定した風量を維持し続けることが可能です。

メンテナンスがしっかりできると安心だね
購入前に知っておきたい注意点と確認事項
このタイプのシロッコファンを購入する際には、いくつかの注意点や確認事項があります。まず、仕様パターンが多いため、注文後に詳細な仕様確認が必要になることが多いです。注文メール到着後、販売店やメーカーから仕様条件の確認メールが届くことがありますので、迅速に対応しましょう。
また、仕様条件が合わない場合はキャンセルや変更をお願いされることもあるため、事前に設置環境や用途をしっかり把握しておくことが重要です。納期についても取り寄せ品のため、問い合わせをして確認する必要があります。急ぎの導入には向かない場合もありますので、余裕を持ったスケジュールで検討しましょう。
さらに、設置場所のスペースや設置条件に合わないと、設置自体が難しくなることもあります。特に吐出方向や回転方向、設置タイプ(床置型)などは事前に現場と照らし合わせて確認してください。
価格面では、約890万円という高額な投資となるため、予算計画も重要です。長期的な運用コストやメンテナンス費用も考慮し、総合的に判断しましょう。
これらの点を踏まえ、購入前にしっかりと情報収集と確認を行うことが、満足度の高い導入につながります。

仕様の確認は面倒だけど大事だね
よくある質問(FAQ)で疑問を解消しよう
購入を検討する際によく寄せられる質問とその回答をまとめました。疑問点をクリアにして、安心して選んでください。
| 質問 | 回答 |
|---|---|
| Q1. 50Hzと60Hzの違いは何ですか? | 周波数の違いによりモーターの回転数が変わります。設置地域の電源周波数に合わせて選ぶ必要があります。 |
| Q2. ベルト駆動式のメリットは? | モーターとファンの位置を自由に配置でき、メンテナンスや調整がしやすい点です。 |
| Q3. FRP製の耐久性はどのくらい? | 適切なメンテナンスを行えば長期間使用可能ですが、環境条件によって劣化速度は異なります。 |
| Q4. 設置後の調整は必要ですか? | ベルトの張りや振動の確認は必須で、必要に応じて調整してください。 |
| Q5. メンテナンスはどのくらいの頻度で行うべき? | 使用環境により異なりますが、一般的には3〜6ヶ月に一度の点検が推奨されます。 |
この他にも不明点があれば、販売店やメーカーに問い合わせることをおすすめします。適切なアドバイスがもらえますし、安心して導入できます。
まとめ:耐腐食性と信頼性を兼ね備えた送風機の選び方
今回は耐腐食性に優れたFRP製シロッコファンについて、その特徴や設置方法、メンテナンスのポイント、購入前の注意点を詳しく解説しました。腐食性ガスを扱う現場では、素材選びが非常に重要であり、FRP製ファンはそのニーズに応える優れた選択肢です。
設置環境や用途に合わせて仕様をしっかり確認し、適切なメンテナンスを行うことで、長期間安定した運用が期待できます。購入時には仕様確認や納期の把握を怠らず、計画的に導入を進めましょう。
このようなポイントを押さえることで、安心して使える送風機を選べるはずです。ぜひ参考にして、最適な製品選びに役立ててください。

これで安心して導入できそうだ!
| 価格 | ¥8,890,629 (税込) |
|---|---|
| ストア | アナハイム 厨房用設備販売 |
